FX システムトレードって何?【システムトレード入門】
FXの取引の場合、一般的に世界情勢や自分の経験上の勘などを頼りに、人が判断して売買を行っています。それに対して、予め決められた売買のルールに従って、機械的にトレードを行うやり方を「システムトレード」、略して、「シストレ」と呼んでいます。
それでは、具体的にシステムトレードとは一体どんな手法なのでしょうか。
まず、システムトレードは過去の数値や指標などの組み合わせで作成され、検証された売買ルールによって取引が行われます。
そこに、人の感情や判断は含まれていません。システムが買いと判断したら買い注文、システムが売りと判断したら売り注文を出します。そのため、裁量トレードと比較して「非裁量トレード」と呼ばれることもあります。
システムトレードのメリットとしては、メンタルに流されることなく、最初のルールに従って淡々とトレードを行うことができる点です。
反対に、デメリットとしては、過去のデータにないような局面に対応できなかったり、自分が売買したいタイミングになったりした場合でも、取引ができない点が挙げられます。
どちらにしても、この手法は米国では一定の評価を得ている投資法でもあり、実際にシステムトレードをベースにした取引を行った方が、人の感情や勘などで取引するよりも損失を小さくし、多くの利益を得る可能性があるといえるようです。
ただし、システムトレードが万能とは限らず、その時の相場との相性もあるので、十分に検証してから使用するシステムを選択することが重要となります。